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Panna's Diary


by pannago

チャーリー田川とゼロ戦乗り

レーバーデー週末、2日目。

わが庭師さんが、バンジョーの名手、チャーリー田川さんを招いてパーティー。懐かしい曲に目を細めるおじいちゃん、おばあちゃん。庭師の秘伝・温泉卵でアメリカ人は目を白黒(笑)。

心に残ったびっくり話、その2。

帰米2世のおじいさんに出会いました。アメリカ生まれ。10歳で日本に戻る。日本語がわからず、がむしゃらに勉強。そして、戦争。英語がわかるので、スパイと言われ辛い思いをながらも、日本の海軍兵士として働く。ゼロ戦にも乗ったそうな、、、。

命からがら生き延びる。終戦後、帰米。英語が中途半端なので、今度は英語をがむしゃらに勉強。そして朝鮮戦争勃発。アメリカ兵として戦争に行け、と命が下るも、今までのいきさつを説明して戦争は嫌だ、と訴えると、聞き届けてくれたそうな。さすがアメリカ。でも、戦後の日系人の生活は、アメリカでも苦しかった。

ベイエリアに住んで45年。

何気なさそうに語るおじいちゃん、、、。すごい苦労をしてきたんだあ、、。胸が詰まりました。今、その体験を伝えるように、と子供や孫から言われているのだそうな。

私もお願いした。昔のことを思い出すの、辛いでしょうけど、語ってくれたら戦争を嫌いになる人が一人でも増えるから、やってください、と。人間は忘れっぽいから、また同じ間違いをすると思う。ナチの大虐殺はなかった、なんていう若い人たちも出てきている世の中でしょ?是非書いてください。

こんな方が住んでるんだなあ、、、ベイエリア、、、。この人たちがいるから、今の自分達が安心して暮らせるんだ、と我が庭師はつぶやく。
by pannaGO | 2005-09-08 01:54 | 文化